『ひとの感情を拾いやすい子』は萎縮しやすい構造

『ひとの感情を拾いやすい子』は萎縮しやすい構造

ひとつ前のブログの続きですが

「人の感情への察知力が強い子」は大変だよね。

『自分の内側を点検』した上で
 
【こういうものに解答は無い】のです
なので
自分のオリジナルの考え方や、感じ方で良いのです。
 
 
 
 
ただ見つけてほしいのは
「自分は感覚が鋭くて、ひとの感情を拾いやすい体質」であると理解して
 
その上で
「自分が感じるよりも、世間はもっと…なんだか？？【口で喋ってる事で世の中は回ってる】らしいぞ？？」と認識してほしい！！
 
 
 
 
例えば…
「怒ってる訳では無い」という人を見て
『え～～？だってバリバリ怒ってるじゃ～～～ん？！』と感じた場合は
 
相手の中身は
・怒っている、怒りの感情は腹から湧いて出ている
・ご本人は自分の感情に無自覚
・相手は自覚がないまま怒っている（感じやすい子は相手の自覚以上に怒りを感じ取っている）
 
・相手は「怒ってる訳では無い」と言っている
・相手は腹に怒りの感情があるからこそ、その言葉が出ている（相手が解ってないけど感じやすい子はそれを察している）
 
・相手は「怒ってる訳では無い」と言っている。
・相手が「怒ってる訳では無い」と言うのは『今は怒るシチュエーションでは無い』と相手自身が認識しているからだ（ここを見逃してはダメ！！）
 
・相手は『この場で怒ってはならない』と認識している（相手の認識を大事にしてあげて！！）
 
・相手は『怒らないように対応しなければ』と思って行動している（この相手の気持ちを尊重してあげてほしい！！）
 
…ついでに言うと
 
・相手は、怒っている対象に『自分が怒っていると思ってほしくない』というのも持っている。
 
これは、相手の中で『怒らない自分になろう』と注意してきているからで…
感情が湧いてしまう自分を、上手くコントロール出来るように、ご本人なりに頑張ってきているからで…
 
 
 
人の感情を拾いやすい子は
『自分の察する相手の感情』に惑わされず
この、相手なりの頑張りを認めてあげてほしい
 
 
人間の世界は
【言葉によるやり取り】の方が主流なのですよ？？
感情への察知が強い子は、意外とこの辺に気がつきにくくてね…
 
人間は
　　　感情が湧くからこそ
　　　その感情を押し込めてまで
　　　表面を取り繕い
　　　必死になって
　　　世間に合わせた行動を取れるように
　　　努力し続けている
 
のです。
 
 
知ってた？？
ひとの感情ばかり察して
表面が薄皮みたいに感じたまま育っちゃった子、多くない？？
 
人間の世の中は、その【薄皮がメイン】に構成されています！！！
 
…ショック受けた？？ごめんね？
 
 
でも、これ知ってると生きやすくなるよ！！
 
 
 
・・・
 
 
 
ひとの感情を拾いやすい子は大変なんだよ
 
まずは怒り…
怒られると怖いから萎縮しやすい
 
萎縮すると怯える
怯えると警戒する
警戒するとアンテナが立つ
 
アンテナが立つと敏感になる
 
→
『怖いからこそ怒られるのに敏感で、敏感だからこそ、ひとの怒りの感情にアンテナが立ち、どこに居ても人さまの怒りの感情に敏感に反応してしまう』
 
→
常にビクビクしていて
自分でなくても他人が怒られてるだけで萎縮する
怖い怖いとアンテナ巡らし、通りすがりや部屋の中の怒りの感情まで拾ってしまい居心地が悪くなる
 
→
もぅ嫌ーーー！
人間嫌い…人間怖い…人間なんてヤダーーー！！！と想いやすい。
 
 
 
 
ただこれ、誤解が多分に含まれていますので
…立ち止まって自分の点検してみてね
 
まるで脅えたキツネリスのように
脅えて警戒してシャーーー！！！ってなってる自分の中身を捜して
 
ナウシカみたいに「ほらね、怖くない」って
自分で自分に言ってあげてみてほしい！！！！！
 
 
 
 
 
感情への察知が鋭い子の
『世の中への見え方』が変わりますように！！！
 
（そのうち『人の哀しみという感情に弱くて譲りまくって控えすぎる子』の話も書くね）
 
 
 
ありがとうございました