「当たり前のことが出来ない」中学生と、その親の課題

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「当たり前のことが出来ない」中学生と、その親の課題

さらナンリィ ブログ

2017/08/01 「当たり前のことが出来ない」中学生と、その親の課題

 

 

中学生のお勉強。

受験を控え、成績を上げていかなければならない時期。

 

なのに子どもは分からない。

 

そんな悩み。

 

(既にこじれた関係になっている。

こじれた状態を回復した後に、建設的な「育ちあい」がやってきます。)

 

***
母親の常識が、子どもには重たいことがある

 

親にとって
自分の常識は「当たり前」だから、当たり前に出来なきゃいけないし
出来るのが当然。

 

親は
『出来なければ何とかしなければならない!!』って思うけど

それを伝えても子どもは反応しない。

 

 

 

 

親にとっての常識が

子どもにとっては違う。

 

 

 

親にとって常識でも。
子どもにとってはそうではない。

 

親は親になるまでの過程でいろいろ体験をし経験を積んできているから
一般常識や、後からの思い返しで履修が進んでいるだけ。。

 

自分だって子どもの頃に分からなかった事はたくさんある。

子どもはまだ、体験を積んでおらず
子どもの中の常識は
親の持つ常識に達していないレベル!

 

 
年齢が違う
幼い未経験から、「この先どうなるか」なんて、実感として得ていない。

 

特に。
「実感して学び取る」タイプの子は

経験してナンボの学びを得るので

 

自分が失敗していないうちは、なかなかわからない。
わかっていても、「出来ない」

 

親からは「なめてるのか?」と見える態度で出やすいのだけど

実感を伴わない認識は、そういうタイプの子の中では認識されにくい構造になっている

 

 

 

親や周囲の言葉に対して、子どもの中には反発が強く出る
なぜなら
「自分の体験による常識」が強く入る子なので。
『自分認識の中でどう見えるか、感じるか』が主軸となり
その認識は強く
『周囲からの言葉や押し付けを跳ね飛ばしてしまう』から。

 

 

 

 

***

 

 

 

親の中には「常識」というフィルターが存在する。
『当たり前のことが出来ていない』と、親から見えてしまう子ども・
その子の実情は、今見えてるままのレベル

それは確定。それをそのまま認識できれば良いのだけど

「そんなんじゃダメだ!」という意識が先に湧いてしまい

その「ダメだ!」というフィルター越しに子どもの事を見てしまう。

 
見えてるままが、その子そのもの。
見たままの状態が現在の相手。

 

 

 

 

出来ていない子ども。

それそのものを認めなければならない。

 

特に母親には「子を育てる責任」が付きまとうから

理想と常識が強く湧いて

我が子の実情、そのものを肯定的視点で見ることが難しくなってしまう。

 

 

 

 

 

親にとっての常識というフィルターを通して
『当たり前に出来ているべき事』を中心としてしまい
その子の実情のほうを『違う』『間違っている』と認識をしてしまっている。

 

世間的常識が中心となり

そこからはみ出ている我が子のことを『間違っている』と認識してしまう

 

・・・母親が我が子を否定する状態

 

・・・子が親に否定されている状態

 

 

 

 

***
母親の目には「当たり前のことが出来ていない」ように見えている。

「当たり前の事が出来て無いじゃない!」という認識になっていて

それは結局
子どもへのダメ出しを知らずに行っていることになる。

 

 

 

 

・・・ダメ出しされた子どもは
自分を護るために『反発』をしだす

 

自己主張することで自分がその常識に当てはまらないことを示す。
・・・それは親には「なんで必要な事をやらないの!!」と見えてしまうけど

それは子どもにとって「自我の主張」をしている状態
親視点では「ダメなとこ」ばかりが目に映る

 

 

 

子どもの反抗的態度は
自我が育ってきている。。という成長の過程で現れる現象でもある

意に添わぬ働きかけに反発、反抗は
『言われたことと真逆な行動』をとらせる

 

 

 

 

***

 

 

 

・・・子ども自身。本当はうっすら気が付いている部分はある
「本当は親の言ってることは必要なんだ」という認識はある

 

けれども反発が先にでて
すでに「言われる事が聞けなくなっている状態」になってしまっていたりする

 

 

 

 

それは、親のダメ出しに対する自我の護り。
「ダメじゃないもん!」という主張

 

 

 

 

 

***

 

 

・・・親は
「その子のありのままを認める」
「今の状態をそのままを認める」
「認めきる」ことが必要となる

 

 

 

・・・学校との兼ね合い。成績。進路。。周囲の子との比較。

追い立てられる気持ちで親は焦る。
焦りはダメ出しとなり。子どもの反発を煽る行動となる。

 

 

 

 

 

***
原点に戻れば「この子の幸せ」を願っている親

 

 

学校の成績や進路=「周囲からの評価」
この子のこの先 =「将来・未来は現在ではない」

 

 

『今』を中心に見よう。。

なぜ周囲からの評価や将来のために
「現代の我が子」をつぶさなければならないのか

 

 

親の心からは
『それはこの子が、将来困らないため!!』
と即答が返ってくる。

 

 

 

 

***
将来を眺めているのは親であり、先生であり、学校で在り
「この子そのもの」ではない。

 

 

この子の中に強いのは「現在の自分」

 

 

それそのものを認めないで将来を憂うのは
現在の我が子に対するダメ出し

現在の我が子への全否定となる危険さえある。

 

 

 

現在の我が子を否定してまで
将来を考える必要があるか?ないか?
否定し、ダメ出しをされたら
逃げ始めている我が子はますます逃げて行く

 
先に変わるのは『親』
子、そのものを認められるように

認めた上で、関われるように

 

 

我が子を否定しないように

 

ただ認め

現代の我が子を認められるように

 

 

 

周囲との比較や、将来への不安

そんな感情よりも

現在目の前にいる我が子への愛情を強く持てるように

 

 

 

あんなに小さかった赤ちゃんの手。

大きくなった我が子の手。

 

充分な成長をしていると認められるように。。

 

 

 

認められた我が子は勝手に成長していくんだよ。

 

 

成長スピードは人それぞれ!

世間よりも我が子優先!という心意気を持っていた方が

 

子どもは安心して成長していく。

 

我が子への信頼を取り戻せるように!!!

 

 

 

 

 

  親が先に変わる!

  こじれた状態を修復し

  建設的に育ちあえる状態を得られるように!!!

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました

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